野辺山45m鏡を用いて牡牛座暗黒星雲にある高密度分子雲コアTMC-1CをNH輝線 (93 GHz)で観測した。同領域はすでに、吉田らによって CCS輝線(45 GHz)でも観測がなされている。この領域の速度構造を調べた結果、 分子によって視線方向に0.1〜0.2 km/sの速度のずれが存在する領域があることが 分かってきた。 これらの観測結果を、暗黒星雲コアの化学進化と速度構造の進化という観点から捉え、 コアが星形成に伴いどの様に進化していくかを追求している。