講談社刊「電磁気学」の追加情報
このシリーズは、一章90分の講義に対応し、一冊で半期分の講義になると謳われていますが、
こと電磁気学に関しては、そのような構造にはなっていません。私の経験でもそうだし、各大学の実情を
調べてみた限りでもそうであるように、電磁気学の講義方法・講義内容は千差万別だからです。
実際問題として、本書の内容を半期15回の講義でカバーすることは不可能です。通年の講義として
取り上げれば、多少ゆとりのあるスケジュールが組め、ある程度演習の時間も確保できるものと思います。
東大生協駒場学生委員会の書評誌「ひろば」新入生歓迎号(170号)に寄せた「著者推薦文」はこちらをご覧下さい。
本書出版後、とくに東日本大震災後の周辺情勢の変化に関する補遺が述べられています。
2012年以来、電子版の出た2013年を除き、世相の変化に応じて増刷のたびにあとがきを改稿しています。
初版第1刷 2009年9月25日発行
初版第2刷 2010年3月10日発行 初版第一刷に対し、以下の修正を施しました。
- 42ページ 7行目の(4.9)は(4.1)に変更。(この二つは同じ式なので内容に間違いはありません)
- 51ページ 例題5.2 点電荷を大文字に訂正。
- 65ページ 解(2)の最初の式の右辺の積分要素は、d3x'ではなくd3r'に訂正。
- 77ページ 図7.3のタイトルは、オームの保存則ではなく、オームの法則です。
- 83ページ 7.1(1)の書き出しは、時刻t=0 の誤りなので訂正。
- 90ページ (8.6)式の右辺のBはベクトルです。イタリックボールド体に変更。
- 91ページ (8.8)式の中辺のベクトルfの引数r'もベクトルです。イタリックボールド体に変更。
- 94ページ (8.16)式のすぐ上の行の「電流Idz'」は「電流I」に訂正。
- 98ページ 例題8.6の電流密度jの引数のベクトルxを、ベクトルrに訂正。
- 100ページ 磁場の発散の項、(8.26)ではなく、(8.27)を用いて求める。
- 102ページ 例題8.9の解答の最後の行のCは、いずれもベクトルなので、イタリックボールド体に変更。
- 104ページ (8.41)式のすぐ下の行、閉局面と書いてあったのを、閉曲面に修正。
- 158ページ 図12.3の-Qを-Q’に修正。
- 163ページ 式(13.5)の最後の項でdrは線積分なのでrはイタリックボールド体に変更。
- 178ページ 下から4行目の外部磁化とあるのは外部磁場の誤りなので変更。
- 181ページ (14.15)式の右辺のベクトルjの引数のrもベクトルなので、イタリックボールド体に訂正。
- 191ページ (8.10)式の5行下の文頭、「とは光速度」とありますが、「としては光速度」に変更。
- 195ページ 第0部扉の漢詩の白文の2行目は、「敢侵風雪開」の誤りです。新島先生ごめんなさい。
- 195ページ 同じく書き下し文の1行目は、「真理は寒梅のごとし」と読ませます。
- 242ページ 図IV.10の表題でガウスの発散定理とあるのは、ストークスの回転定理の間違いなので訂正。
- 243ページ 式(IV.36)のまんなかの項でdxとあるのはdx'の間違いなので訂正。
- 248ページ 例題A.2解(3)のrsinθのあとにdφ(本当は\varphi)が抜けていたので補填。
- 271ページ 3行目のφに下添え字Hが抜けているのを補填。
- 前見返し 電気素量の値が間違っていました。10-16Cではなく10-19Cなので訂正。
- 後見返し f'(x)の定義のところでdxとなるべきところがdfとなっていたので訂正
初版第3刷 2011年8月10日発行 以下の変更を施しました。
- 148ページ 3行目の式の体裁を変更。(内容は同じです。)
- 236ページ 2行目「ということは」を「ということには」に訂正。
- 242ページ ストークスの回転定理という見出しの下に定理マークを挿入。(直後の文を一部変更した結果かえっておかしくなってしまった。)
- 248ページ 図A.1でx3軸の左側にsinθdφ(本当は\varphi)が余計に付いていたのを削除。
- 266ページ 問題10.2(4)の解答中等号の後の定義記号はωの誤りです。
- 266ページ 問題10.2(4)の解答中ベクトルが立体ボールドだったのをイタリックボールドに変更。
- 巻末に学籍番号・氏名欄を追加。
初版第4刷 2012年8月10日発行 以下の変更を施しました。
- 7ページ 5行目 課程を過程に訂正しました。
- 43ページ 下から7行目n をn' に訂正しました。図4.2の右側のアミカケを訂正しました。
- 57ページ (2)の最初の式の右辺に括弧を追加しました。次の式のdr 積分をdr' 積分に訂正しました。
- 75ページ 微小面積から流失する電流に面積要素dS が抜けていたのを補いました。
- 82ページ 下から9行目 関知を感知に訂正しました。
- 87ページ 1Aの定義 真空中に1m隔てて置かれた、と間隔を明記しました
- 104ページ 問題8.2 直線電流の強さI を明記しました。
- 133ページ 問題10.3(3) ポインティングベクトルの大きさを求めよ、と変更しました。
- 139ページ 6行目 一万倍を一千倍に訂正しました。
- 141ページ 脚注 三洋電機を削除。ベイシア電器をケーズデンキに変更(富岡店開店)。松下電器(今やこの名は中国に残るのみ)を浅草寺雷門に変更。
- 170ページ 最後の二行を次のように変更しました: となる。両者が同程度の寄与をするω〜1018Hzという周波数はX線に対応するので、家庭用交流(50〜60Hz)回路をはじめとする一般の回路では、
- 186ページ 例題15.3の解答 1行目に、 また103ページ(8.36)も用いて、という説明を追加。
- 197ページ 脚注2を次のように変更: 小学校では道に沿って測った長さを道のり、2転換の直線距離をきょり、と使い分けているらしい。
- 213ページ レビチビタ記号の定義に i,j,k =1〜3 を取ることを明記。1.を次のように変更: 2つまたは3つが同じ値の時はεijk はゼロとする。
- 215ページ 例題II.5の解答に若干の説明を追加しました。(内容に変わりはありません。)
- 220ページ 下から6行目 Jx(x,y,z)をJx(x+Δx,y,z)に訂正しました。
- 231ページ (IV.12)式及び(IV.13)式はdx 積分ではなく、dt 積分です。
- 242ページ ストークスの回転定理の下の定理マークの右 ベクトル関数F(r)を閉じた曲線、、、を、ベクトル関数F(r)の閉じた曲線、、、に訂正しました。(これは第三刷にのみ存在した誤りです。)
- 267ページ 3行目から(4)の解答がはじまっていることを明記しました。
- 巻末のメモ欄を潰して 2012年版のあとがき を追加していただきました。その後政権の先祖帰りが起こり、悪い人たちが戻ってきました。いよいよ破綻が近づいてきたと思いますが、どうせなら早い方が良いのです。
初版第5刷 2013年8月10日発行 変更はありません。あとがきもありません。
初版第6刷 2014年8月10日発行
129ページから131ページまでを大幅に改訂しました。これ以前の版をお持ちの方は、こちらをご使用ください。
2014年版のあとがきを書きました。
初版第7刷 2015年8月10日発行
本文の変更はありません。
2015年版のあとがきを書きました。
初版第8刷 2016年2月10日発行
本文の変更はありません。
2016年版のあとがきを書きました。
初版第9刷 2017年2月20日発行
本文の変更はありません。
2017年版のあとがきを書きました。
初版第10刷 2017年7月20日発行
本文の変更はありません。
2017年版のあとがきを再掲しました。
初版第11刷 2018年8月20日発行
本文の変更はありません。
2018年版のあとがきを書きました。
初版第12刷 2019年7月20日発行
本文の変更はありません。
2019年版のあとがきを書きました。
初版第13刷 2020年2月20日発行
- 9ページ 9行目「最高画質の大画面液晶テレビでフルハイビジョン映像を見ると、 」を「4Kテレビや8Kテレビで最高画質の大画面映像を見ると、 」に変更しました。
- 9ページ 12行目「三原色の100万個ほどのドット」を「三原色の千万個ほどのドット 」に変更しました。(4Kは800万、8Kは3200万だそうですが、何度も変更するのは
大変ですから、8Kテレビの時代になってもこのままにします。それにしても、コンテンツがついてきていません。)
2020年版のあとがきを書きました。