巨大分子雲DR21、W3の約1.5平方度をCI、 CO J=3--2輝線でマッピング観測をした。CIは大局的にはCOと同じ分布をしていたが、 CIのほうが線幅が細いことからCO分子雲中の限られた領域にのみ存在していること がわかった。CI/CO積分強度比は0.3で暗黒星雲TMC1(0.83), COBE衛星による銀河面全体 の平均値(0.57)と比べると、銀河内のCIの総量を説明するのに暗黒星雲的な領域 の寄与が示唆される[21]。