日記
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Old Diary(備忘録)>>
2006年8月30 日(水)
bossのレポートは一週間前に最後はぐだぐだな形で提出してしまったのであった.
今日は超電導のレポートのよく意味がわからないところ(定義がわからないところ)をA研のつJ君のところへ行って質問.
やはり定義が不明確な点は否めないようだ.
その後, 続いてbossの非平衡場の理論(有限温度の場の理論, in-in formalism)について, そして物理屋が何を自分の軸として研究を進めていくかについても議論.
他分野の優秀な友人と議論をするのは, いろいろと自分が今まで見ていなかった, 気づいていなかった物事(物理についても, それ以外についても)に気づかされて非常に有意義だ.
皆, 研究として何が評価されるべきであるか, について気になっているようだ.
個人的には,
「宇宙創成からインフレーションを経て, そこから標準宇宙論に上手く乗せ, 構造形成までを記述するconsistentなモデルを構築することを目標とし, そこから素粒子等, この世界を司っていると思われる物理に対して制約を与えたいと考えている. その際必要な非平衡場の理論などの手法が物性などその他の分野でも応用が効くのであればさらに望ましい. 物理として評価する基準は, それが如何に現実を記述できているか, またはそれがどれだけ普遍性を持っているか, である. たとえ他人が副次的なことに評価を与えてくれたとしても, それに満足してはいけない. ただ, 現実問題として, toy modelから出発することは仕方の無いことであり, 現在のようにまだ研究がなんたるかがわかっていない時期にはそういう意味で自分で評価はあまりできないものでも``研究''としてまずはやってみることも悪いことでは無い. 」と考えている.
ま, 理想論ですが.
2006年8月20 日(日)
bossのレポートを考える.
授業ノートや論文を読んで, どこに手を加える余地があるかは見えてきた.
問題はどこまで突っ込んで考えるか ...
gaussianじゃないと経路積分できない...よなぁ...
2006年8月16日(水)
夏の学校で三日連続朝まで呑むということを繰り返したせいで, 体調不良でした.
なのに, 高校の部活の合宿にノックを打ちに9〜11と行ってきてしまいました.
さらに, 11日には友人と飲んで, カラオケにいくという夏休み全開なことをしてしまいました.
さらにさらに13日には兄の草野球チームの試合に助っ人として参加してきてしまいました.
ので, いまだに多少体調不良です.
14,15は研究室全体で夏休み, ということでしたので, 物理図書でノートや論文を見ていました.
どうにも休み気分が続いていますが, いくつかのdutyを課して, 勉強していきたいと思います.
2006年8月6日(日)
7/31から8/4まで天文天体物理学夏の学校へ行ってきました.
天文学, 天体物理学, 相対論を専攻している院生が大多数で, 宇宙論, とくに素粒子的宇宙論を専攻している院生はほとんどいなかったのではなかろうか.
意外でした.
宇宙論を専攻している修士一年の同輩の発表は, 単なるレビュー, あるいは簡単な計算に終始していて, 発表しなかったこと, そして研究に未だ入れていないこと, に対する焦りは多少緩和されたように感じました.
なにより, ブレーンに対する興味が減ったこと, そして今まであまりに曖昧であった, 「自分がやりたいこと」がなんなのか, 見えてきたのは大きな収穫であったと言えよう.
しばらくは4次元でできることを徹底的に考えるべきだろう.