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CHCCS ラジカルの 状態の実験室分光

CHCCS は の電子基底状態をもつ対称コマラジカルである。 我々はこのラジカルの 状態の回転スペクトルは 既に検出しているが、このラジカルのヤン・テラー効果の状態を理解するためには もう一方のスピン状態である状態のスペクトルを 測定し、共に解析を行なうことが不可欠である。 これまでの実験で 193 GHz から 202 GHz にわたって弱いながらも 状態と思われる4本組のスペクトルを観測した。 現在までの解析の結果、この電子状態は 電子状態よりも約 90 cm 高いところにあることがわかった。

 
Figure 3: The spectrum of DNS in high-J region. Integrating 100 times at repetation time about 3 Hz.



Yamamoto Group Account
1997年10月02日 21時14分18秒