プロフィール

山本 智
1957年   広島県大竹市生まれ
1980年3月 東京大学理学部化学科卒業
1985年3月 東京大学大学院理学系研究科化学専門課程修了
1985年4月 名古屋大学理学部宇宙理学専攻助手
1993年4月 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻助教授
2004年2月 同 教授

現在の専門分野  サブミリ波天文学、星間化学、分子分光学

研究略歴
大学院課程では朽津耕三教授の指導の下で、電子線回折と高分解能分光の手法で分子構造を精密に決定する研究を行った。名古屋大学では斎藤修二教授の研究室で、短寿命分子種のミリ波サブミリ波分光の研究を行った。実験室の分光データをもとに、CCS, CCCS, c-C3Hなどいくつかの新しい星間分子を検出した。また、野辺山45 m電波望遠鏡を用いて星間分子雲の化学進化の観測的研究をはじめた。東京大学に赴任後は、中性炭素原子の振る舞いが化学進化の鍵を握ることに着目し、そのサブミリ波スペクトル線を広域観測することを目指して富士山頂サブミリ波望遠鏡を建設した。現在、物質的視点から分子雲の形成進化の研究を進める一方、テラヘルツ帯における検出技術の開拓を目指している。

趣味    釣り、魚料理